二十歳を過ぎたころから体調が天気に左右されることが増えた。
今回の台風でも、頭のなかでゴリラがドラミングするような頭痛と
脇下のリンパ節がずっと痛い。
体質だなと気が付くまでは、自分でも気のせいだと思っていた。
ここ数年は、「気の持ちようだ」とか、「都合が悪くなったから体調不良を訴えている」とかを薬学部教員や、薬剤師として働く親に真顔で言われて誰も体調不良に悩む私に寄り添ってもらえなかった。自分自身も、「気の持ちように負けるダメなやつだ」と本気で思って薬も、休息もまともに取らなかった。
医療業界の人間はお給料になる患者以外の人間にはホスピタリティも道徳もない。
診断を受けてから、「発達障害の特性に感覚過敏があり、気圧の変化に体調が左右されることが多い」と医師や、発達障害と接する機会の多い方からうかがうことができた。それ以降、やっと体調不良になった自分を無駄に責めずに、冷静に市販の頭痛薬を飲むことができるようになった。
周りはほんとに平気な顔して決めつけてくる。
その決めつけに従順に適応しようとしてつぶれると、「そんなつもりじゃなかった」
と平気で言って、生活している。
だから自分がそんなつもりじゃなかったら、それでいいんじゃないかなぁ。